なぜお金がかからないの?

ロボスフットボールクラブは、活動の際にお金をいただいておりません。

子どもたち×スポーツへの活動を行っている、特定非営利活動法人izmの「フリーフットボールファンディング」が掲げる理念に賛同し、その活動をサポートする方々の想いにより、運営費が捻出されています。

社会課題とサッカー

「フリーフットボールファンディング」の活動に賛同する以前から、ロボスフットボールクラブでは様々な取り組みを行ってきました。

ひとつが”ひとり親家庭支援プロジェクト”です。様々な事情により、ひとり親家庭に育っている子どもたちへ、無償にてサッカーのプレー機会を提供するという取り組みでした。

月会費や年会費だけがサッカーに関する費用ではありません。

交通費、スパイク、試合時の昼食、合宿や遠征、様々なイベント、競技性を高めてプレーを続けるためにセレクションを行うことも増えています。

そういった様々な費用は年々高騰化していますが、その流れにより、サッカーを諦める子どもや、諦めないにしても親へ遠慮してしまい、活動が満足に行えない子どもなど、様々なケースが散見されてきました。

子どもたちに大好きなサッカーを、お金の問題で諦めてほしくないーー。SUSTAINABLE FOOTBALLを掲げる当クラブで何ができるだろうか、考えた結果、まずはひとり親家庭のサポートをするという決断に至ったのです。

以前に比べて、ひとり親家庭の数は増えました。なのでこの活動は非常に意義のあるものでしたが、そうやって視野を広げると子どもにまつわる社会課題がさらに目につくようになっていきました。

ひとり親家庭だけでなくても、各家庭の収入の格差は広がっています。
社会保障、少子化といった問題は無関係ではなく、貧困に関する問題はどんどん大きくなっていっているのは周知のとおりです。

公園はボール禁止の公園が増えました。ボール禁止だけでなく、「騒ぐこと禁止」「グループでの利用禁止」など、一昔前では信じられないようなルールで、子どもたちが遊ぶ機会を奪っている場所が増えています。

また、そういった厳しいルールがない公園・広場があったとしても、少子化により、近所の子どもたちとそこで遊ぶのは簡単ではありません。

放課後、仲間同士で公園に集まる・・・学校での勉強以上に、そこから学ぶことは多いはずです。
ただ、現代ではその機会も当たり前のものではなく、子どもたちは「社会」で学ぶ機会が著しく現象して活かす。コロナ禍もその傾向に拍車をかけており、これは非常に大きな社会問題でありますが、緊急性に乏しいこともあり、後回しにされているように思います、

サッカーは、ただの遊びやスポーツの枠を超えて、社会に対してさまざまなアプローチが行えるもの。だから、サッカーで色々な社会課題を解決できるはず。
だから、”放課後に仲間と思いっきり体を動かせるサッカーのプレー機会を提供する”ことで、子どもたちにとって身近な問題を、自然と解決できるのではないか、わたしたちはそう考えました。

そんな想いで、参加費をいただかないで運営をすることにチャレンジしています。